今回からタイプ別の小学校受験の特徴を複数に分けて説明です。
このタイプは特に有名私立大学にエスカレーター式で進学できるというのが最大の特徴です。
慶應、早稲田、青学、立教、学習院・・・私立の上位校への進学がほぼ確約されているのは魅力的ですよね✨
初回はこの大学附属校のメリットやデメリットについてまとめていきます。
目次
大学附属タイプのメリット
①エスカレーター式での進学
このメリットは非常に大きいですよね!「勉強だけじゃないんだ!とか、学歴以外も大事!・・」その様な意見も当然受け止めたうえで、本音なのですが・・・
日本では学歴を偏重する傾向は事実としてあるので、エスカレーター式で難関大学に入れるのは魅力的ですよね。
また、近年中学受験の準備の早期化(小学校1.2年生からスタートする傾向や、国の方針で、私立大学の入試では、定員を大きく超えた合格者を出しにくくなりました(私大の大学受験の難化)。
この様な状況の中で、当然小中高とある程度の成績でいることは必要ですが、それは当然として、大きな安心感のもと大学進学できるのはこの上ないメリットです😁
②多くの経験を得る時間の確保
大学進学の保険はかけたうえで、もし小学校受験をしなければ今後かかるであろう受験勉強に関する時間を他の経験に充てられるのは大きなメリットですよね。
勉強だけより、人との関わり方が上手だったり、色んな経験(スポーツや遊び、趣味、成功や失敗、恋愛・・・etc)が豊富でひきだしの多い人って魅力的だなと思うし、子供にもそんな人に育ってほしいと願っています。
例えば部活に没頭し身体を鍛えたり、習い事をして受験勉強以外の分野で様々な感性を養ったり、受験勉強が無ければより没頭できますよね♪
③学校の特性
当然、小学校からずっと同じ環境で過ごすので、学校の特性は非常に重要ですよね。
例えば宗教色のある学校なら宗教に関する授業やイベントがあり、スポーツや文化系の部活が強い学校もあります。またこれらをする環境(インフラだけでなく、人間関係や歴史等のソフト面でも)が整っているのもメリットとです。
授業のカリキュラム自体も、長期的な目線で編成する事が可能で、短期的な受験勉強に囚われず柔軟に独自の授業を受けることができます。
大学附属タイプのデメリット
①環境が固定される
良くも悪くも環境が固定されるのは時にデメリットになる事は考えられますよね。
小学校受験を経て附属校に入学し大学までストレートに世の中の水準からいえば相当恵まれた環境だといえます(感覚的には上位5%くらいかな?)
周りも必然的に同じ様な水準で生活したり、物事を考えるのが普通と考えると、世の中そんなに何不自由なく過ごせない人が居たり、嫉妬や相手が嫌がる事をして自分の利益を得ようとする人がいるのを理解できなくなってしまう可能性もあります。
いろんな環境でいろんな考え方をする人が居て、それもまた事実であり、相手の立場ではそれが正しいこともある・・・
どう子供に伝えるかは難しいですが、多様な立場や考えを受け入れらる感性を、メリットでもあげた経験、色んな場所に触れる接点をもち、育んでいけたら良いのかなと思います。
②競争環境の欠如
人間弱いもので楽していい環境で自分を奮い立たせる事ってなかなか難しいものですよね😂
内部進学で大学までいける環境で、きちんと日々の勉強をするという事は相当自分を律していかないとできないものです。特に中学受験等を経て入ってくる中学受験組の生徒と学力の面で差がついてしまうというのは、良くある話です。
ここはバランスの問題もあるとは思いますが、子供の特性も踏まえて内部進学者用の塾にいくことも一考かもしれません。
いずれにせよ、世の中にはとんでもない量の努力で受験を経て、今の環境を掴み取っている同級生がいる事は意識しておかなくてはいけませんね。(受験に限らずですが)
③学校の特性や人間関係
これはメリットの裏返しにもなるのですが、当初良いと思っていた学校の環境や理念が子供や家庭とあわない事があげられます。こうなると双方しんどい状況が数年続いてしまうので、大変ですよね。
また、人間関係についても子供同士は当然親のトラブルも同様に長い学校生活が続く大学附属校のデメリットとなり得ます。
まとめ
以上まとめると、
メリットとしては😆
- エスカレーター式での進学
- 多くの経験を得る時間の確保
- 学校の特性
デメリットとしては😢
- 環境が固定される
- 競争環境の欠如
- 学校の特性や人間関係
ということになります。
個人的には大学附属校タイプを目指しているのでこの辺りのメリットデメリットを整理できたのは改めて勉強になりました。
デメリットも挙げさせていただきましたが、それをどう克服し、メリットを享受するか?という事を加味して大学附属校の受験を考えられてはいかがでしょうか?